初めての在宅診療体験 〜患者さんの自宅に行くと、そこにはその方の歩んできた人生があり誇りがある〜
「 Welcome to Kaita Hospital 」
と温かく迎えていただいた福岡の頴田病院さんにて、昨日、朝から院長 本田先生の在宅診療に同行させていただいた。医師の転職支援・採用支援に関わってから7年以上になるが、初めての経験!本田院長をはじめ、とにかく在宅に携わっている医師やスタッフの方々が本当に明るくて、熱心な方が多かったのが印象的でした。
写真は頴田病院 本田院長とのツーショット!グロービス経営大学院の同志でもある。
本田 宜久先生が院長を務める福岡県飯塚市の麻生グループ 頴田病院(http://www.kaita-hospital.jp/)は全国でも希少な家庭医療プログラムを提供しており、家庭医を目指す熱意ある若手医師が集まる病院。
院内でお会いした多くの先生が話しかけてくださいましたが「家庭医療」のプロフェッショナルとしてのプライドを持たれていて、一ノ瀬 英史先生をはじめ、本当に熱心で人間的な魅力に溢れた先生ばかり!!!また、院内は気持ちの良いスタッフの方ばかりで活気に溢れ、職種間連携・意見交換も活発な、とにかく良い空気が流れている病院でした!
6時間、訪問診療同行や会議への同席などさせていただいた中、 院長先生をはじめ、多くの先生や看護師さんと、お話していて強く印象に残った言葉を残しておきたいと思います。
・患者さんとの信頼関係は、その方が動いて欲しいと強く望んでいる時に早く動いたかどうかで決まる、コミュ二ケーションは単に長い時間かければ良いというものではない
・会って10秒で入院の意思決定をした時から、ご家族との距離が一気に縮まった
・病院とは違い、患者さんの自宅に行くと、そこにはその方の歩んできた人生があり誇りがある
・病院から自宅へ戻ると元気になったり、ご飯を食べるようになる方もいる
・ITを相手に押し付けては上手くいかない、まだまだFAXや紙の世界
・家庭医はまだまだ少ない、業界全体にインパクト与えるには、やはり専門医を多く輩出することが必要
・日本の病院の90%以上は中小病院であり、今後そこが果たす役割は大きい、そして家庭医のプロフェッショナルを生み出せるのは大病院ではなく中小規模の病院
在宅医療の奥深さと地域の患者さんやご家族にとっての重要さ、医師と看護師など他職種連携の大切さ、入院ベッドがあることの安心感など、本当に理解度が深まった。本当にありがとうございました!!!